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3. 個々の船舶における無線設備及び航法設備の検査について、船級協会(ABS)、その他民間機関の検査を認めるような規定はありますか?

 

[A]委員会は、ABSやDNVのような船級協会に対して外国の港にある米国船舶の無線設備の検査をし、委員会に代わって安全証書を発給することを認めている。外国の港に於けるこれら検査を公認する権限は、当委員会と領事館が共に有している。

 

4. 船舶用無線電信電話設備及び航法設備の単品検査は、FCC、USCG、ABS、UL等のどの機関が実施出来ますか?また、それぞれ分担があるとしたら、そのテリトリーはどのようになっていますか?

 

[A]委員会とその指定された機関は、米国船舶に搭載される個々の無線設備の検査をすることが公認されている。米国コーストガードは海上にある船舶の安全全般に責任を有するもので、無線設備が正常に機能することについては、委員会が発給し、然るべき所に掲示されている安全証書を利用する。

 

5. 船舶のRadio Officer又はGeneral Operator’s Certificateの資格取得のための法令には、どのようなものがありますか?

 

[A]商用通信士免状に関する委員会の規則は、47CFRのパート13に記載されている。ここで、無線電信設備船舶またはGMDSS船舶に通信士として乗り組む者は、必要な証明を得るために筆記試験に通らねばならない。

 

[第2回質問と回答]
1. GMDSS機器の整備に関して、船舶検査官が定期的検査時に確認している事項について教えていただきたい。

 

[A]委員会は船舶の無線設備の検査に関して責任を負っている。米国コーストガードは船舶の救命設備や航海計器、電気設備そして全ての”Seaworthiness”の検査について責任を有する。二つの検査があるが、委員会の検査が最初に行われる。

 

2. 陸上保守を行っているメーカの品質管理を確認するため検査官が立ち入りを行うことはありますか。

 

[A]船舶に搭載された無線設備の検査には、その設備の程度に応じて通常2〜8時間を要する。DSS船については、検査官は電波の発射か装置にあるテストボタンによりその要求された設備の作動を確

 

 

 

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